高校サッカー 東京都予選
自宅の近所に駒沢公園があることはサッカー愛好家にとって大変に恵まれた環境です。毎日のように、下は少年サッカーから上は70代のシルバーサッカーまで、草サッカーの試合を無料で観戦できますから。サッカーチームの監督になることが夢(少年サッカーチームね)の僕にとっては本当にありがたい。
この日は全国高校サッカー選手権の東京都予選をポテトチップス片手に観てきました。で、声を大にして叫びたい、伝えたいことがあって筆を取りました。
「もう、ドリブルばっかりするな!!!」
「もう、マルセイユルーレットばっかりするな!!!」
「もう、頼むからエラシコとか止めて〜!!!」
ボールをもらったら最初の選択肢がドリブルという選手が多すぎる。
ゴールを奪うことが試合の目的であって、ドリブルで相手を抜くことが目的じゃない。シザースやらルーレットやら5秒も10秒もかけて相手をかわすのであれば、味方を利用してワンツーでかわせば1秒で済むことなのに。局面局面で一番広い視野を確保していてプレッシャーが少ない選手に素早くボールを渡すことがサッカーの大原則のはず。若さゆえなのか。肥大した自己愛と承認欲求にまみれたプレーの連続にイライラしました。飲みかけのコーラを思いっきり投げつけて、途中で帰りました。本当に嘆かわしい。
ドリブルは最後の崩しの局面だけでよいのに。
これやっぱりメディアが遠因だと思います。
マラドーナの5人抜きやメッシのスーパープレー然り、必然的に相手をドリブルでかわすシーンが映像ばえするので、ドリブルが上手いことがサッカーの上手さだと、子供の頃に脳裏に染み付いてしまいます。技術は重要ですが、その技術を活かすセンスと知恵が養われない限り、独りよがりで成長が頭打ちになるのに。音楽でもそうだと思いますが、ギターの速弾きができることと、ギターが上手いことは決定的に違うのと同じです。メディアが成熟することは期待できないので、指導者が介入するしかない。技術がついてきた若い子は、その先でどんな指導者に巡り会うかどうかで、サッカー人生が決定的に変わると思います。
皆、もっと岡崎慎司のプレーを観た方がよい。
知恵とガッツと基礎があれば、ドリブルなんか一度もしなくても、ピッチで輝けます。
技術が拙くても日本で最高峰の選手になることができると立証してます。
そして、少年達に岡崎慎司のプレーの魅力をしっかり伝えられる大人(メディア/指導者)が必要です。
以上。
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